Happy Togeter

この2月をもちまして11年ぶりに無職になりました。前回の無職期間はオリンピック前の北京留学の時だと思うと、過ぎ行く時間の早さに感慨深いものがあります。このブログを始めたきっかけも北京留学の時に現地インディーズ音楽との出会いでしたし、自分の人生にとっても北京生活が大きな分岐点になっているといっても過言ではありません。

 

そして北京から帰国してから11年間は海外国内含めて本当によく旅行に行きました。今年で10年パスポートが切れるので出入国スタンプを見返してみたところ、中華圏60%中華圏以外のアジア35%ヨーロッパ5%といった割合でしょうか。会社員をやっていると10日程度の休みをとるのが精一杯なのでどうしても、近距離かつ駆け足な旅行になっちゃうんですよね。ゆっくり楽しめるはずなのに、旅先でもどうしてもスケジュールに追われてしまって疲れてしまうのが正直なところ。ただその場所に行ったというスタンプラリーをしているような気がして、自分の思考の単純さに飽き飽きしていたというのもあります。

 

次の仕事が始まるまでに時間ができたので、できるだけスケジュールに追われない旅をしてみようかと思ったのが11月。寒すぎず飛行距離が長くビザがいらない、そして何よりも先入観がない場所...ということで候補にあがったのが南米でした。ヨーロッパや中華圏も候補にあがったのに、なぜ南米かというと王家衛の映画「ブエノスアイレス」の景色を一度みてみたかったことを思い出せたから。11年間、初めての京都という土地でがむしゃらに立ち位置を探してきていた身としては、大学時代にミニシアターで見た素直な感動を取り戻せるまでにも時間がかかりましたがね。。。本当に町に湿度の高い色気があるのか、最南端の灯台はどんな色に映るのか。旅のきっかけも中華圏とは感慨深いものです。そして彼らもアジアに帰るのですよね。

 

https://youtu.be/_bckIIoXSHA