旅の前半振り返り

気づけば旅が始まって2週間以上経過して暦が3月になっていました。体感的にはまだ10日くらいなんですが、だいぶと南米(というかチリ)の水に慣れてきたということでしょうか。初めて南米大陸に降りたった時の右も左もわからない不安は拭えたものの、数字以外は聴き取れないスペイン語オンリーの世界には馴染みきれてないもどかしさは抱えたまま。パタゴニアに向かう長距離フェリーの中で眠れない夜に少し旅を振り返ってみることにします。


旅の前半のルートはこんな感じです。
2/13-15 Santiago /Chile
2/15-16 San Pedro de Atacama /Chile
2/16-19 Borivia National Park-Uyuni/Bolivia
2/19-20 Sucre /Bolivia
2/21-24 Salta /Argentinas
2/24-26 Santiago/Chile
2/27-3/2 Chiroe(Castro-Quellon)/Chile


当初はSaltaから陸路でSantiagoに抜けるつもりでしたが、当初行くつもりが無かったチリ側パタゴニアを覗いてみたくなり急遽ルート変更しました。チリ側パタゴニアは交通手段が限られているので安全策を取って早めに移動したのですが、それでもフェリーはディレイしていますorz...
一方で旅の最初に滞在したSantiagoがあまりにも居心地が良かったので、もう一度立ち寄ってゆっくり街を歩きたかったという思いもあります。


ボリビア所感

アタカマからウユニに抜けるルートが素晴らしく、5000mでみた満天の星空は空に包まれているような不思議な感覚でした。とはいうものの絶景ボリビアは今のモードじゃなかった。何故なら医師に散々旅の注意事項を叩きこまれたので、乾燥・高地・環境変化ストレスのトリプルパンチに常に怯えてしまっているから。そして案の定体調崩してしまいツアー車やバス移動は途中で泣きたくなるくらい辛くかった。そんな中でボリビアとアルゼンチンの国境に向かうために立ち寄ったSucreという街がコロニアル建築が生活の中に溶け込んだ文化的な都市で旅する気持ち良さをSantiagoぶりに感じることができました。「ボリビアの奇跡」と旅で会った人には熱弁を奮ってます。やはり国境はこれぞボリビアインディアナがたむろする街でいち早く退散したかったけど。

 

今回の旅のモード

今回は身の丈にあった旅行をモットーにしています。勿体ないからと興味無い場所を観光しない、昼は地元の人で賑わうお店で食事する、夜はできる限り自炊してアルコールは質が良いものを。忠実に実行してると、街をぶらついてベンチか宿で昼寝して1日が終わる、そんな感じです。そんな旅のモードに必要なのはシンプルだけど快適な宿と歩くだけでワクワクする街の風景なんですよね。そこに音楽がついてくると興奮が増します。なのに、何故かトレッキングに耐えうるグッズを携えてパタゴニアに向かってるという矛盾。
これまで色んな国に行ってきましたが、旅の目的って人それぞれなのに、不思議とみんな同じ動きをしているんですよね。自分を含め。鳥の群れのように動いていて、そこから離れてしまうと不安になってしまう。
交通手段は確保できるのか、宿の設備はどうなのか、細かいことだと洗濯のタイミングとか。先の事ばかり考え正解を探してプレッシャーをかけているのは日本にいる時と変わらないんですよね。これだけ時間があるのに時間が無いと感じてしまうのが不思議です。
ストレスを抱えない旅、そんなものが実現するのであれば誰か教えてください(笑)。
こうブログを書いている間にもフェリーが街に長時間寄港してて、次の街にたどり着けないのではという不安が生じてきました...

まだまだフェリー旅は続きますので、後ほどSantiago/Sucre/Chiloeの所感は別記事でまとめます。

 

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QuellonからPuerto Chacabuco に向かうフェリーは国立公園の間をゆっくりと進んで行きます。